ニンテンドーDS用「マジコン」の輸入が正式に禁止。経済産業省,任天堂の輸入差し止め申し立てを受理と発表

  • 更新日:2012年11月26日

 経済産業省は,ニンテンドーDSの技術的制限手段を回避する装置,いわゆる「マジコン」が輸入差し止め対象に追加されたと発表した。合わせて公開された資料によると,これは任天堂が行った輸入差し止めの申し立てが11月21日に受理されたための措置で,マジコンの輸出入は正式に禁止されることになった。

 ニンテンドーDSなどのコンシューマ機には,正規のゲーム以外は動かないようなプロテクトが組み込まれているが,マジコンはこれを無効にし,コピーされたゲームの起動を可能にする。そのため不正コピーが横行し,任天堂などのコンシューマ機販売業者は,以前からマジコンの輸入差し止めを申し立てていた。

 これまで民事で争われていたマジコン問題を刑事罰の対象とする不正競争防止法の見直しが経済産業省の主導で行われており,初となる販売業者の刑事摘発も行われた。マジコンの販売禁止および輸入差し止めも2011年12月に制度化されているが,実際に申し立てが受理されたのは,今回が初めてとのこと。

 発表資料はさらに,マジコンの広告掲載やネットでの紹介,販売サイトへのリンクなども,幇助行為として損害賠償や刑事罰の対象になると改めて注意しており,マジコン排斥の姿勢を見せている。


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※この記事は、4Gamer.netより提供された情報をもとに、テレビ朝日が改変・編集し掲載しています。元記事はこちら

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