2011年はソーシャルゲーム市場規模がオンラインゲームを逆転。JOGAが2011年のオンラインゲーム市場調査結果を発表

  • 更新日:2012年7月24日

 日本オンラインゲーム協会(JOGA)は,ソーシャルゲームを含む,広義のオンラインゲーム市場規模が4200億円になったことを発表した。その内訳は,オンラインゲーム市場が1405億円,PCと携帯電話におけるソーシャルゲーム市場が2794億円となっている。

 2011年7月に発表された2010年の市場動向(関連記事)では,オンラインゲーム市場が1329億円,ソーシャルゲーム市場が1036億円となっており,この1年でソーシャルゲーム市場がおよそ2.7倍も成長,市場規模が逆転したことが分かる。
 ただ,オンラインゲーム市場自体もパッケージ販売売り上げが277億円(前年比94%),ゲーム運営サービス売り上げが1128億円(前年比109%)で,全体としては前年比106%と成長しており,いかにソーシャルゲームの躍進がすさまじかったのかが,改めて数字で明らかになったわけだ。

 なお,オンラインゲームの海外輸出売り上げは6億7508万円で前年比141%,海外を拠点にしたゲーム運営サービスの売り上げは86億6281万円で前年比114%と,国産タイトルおよび国内企業の海外進出が増加傾向にあるとしている。


※PCサイト


#### 以下,リリースより ####


ソーシャルゲームを含む広義のオンラインゲーム市場規模4,200億円 海外市場でのオンラインゲームサービス売り上げ86億円


JOGAはその前身であるオンラインゲームフォーラム時代から、2004年以降毎年国内のオンラインゲーム市場を調査し、調査結果を公表してきました。2008年から国内外でソーシャルゲームが登場し、JOGA会員企業の多くがマルチプラットフォームでゲームをサービスしているという状況下、今年も従来のオンラインゲーム市場に加え、ソーシャルゲームの市場調査を民間調査会社シード・プランニングの協力を得て実施。その結果2011年のオンラインゲーム市場1,405億円、ソーシャルゲーム市場2,794億円となり広義のオンラインゲーム市場規模は約4,200億円になりました。また、国内企業の海外進出も相次ぎ、2011年海外に進出してオンラインゲーム運営サービスを行った企業の売り上げは86億円になりました 一般社団法人日本オンラインゲーム協会(東京都渋谷区、会長:植田修平、略称JOGA)は、毎年本格的なオンラインゲーム市場調査を行い、その結果を公表しています。  JOGAでは、これまでオンラインゲームを、インターネットを介し、複数のプレイヤーがコミュニケーションを図りながらプレイするゲームと定義し調査を行ってきました。 また、株式会社シード・プランニングは、2010年からソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で提供されるオンラインゲーム、いわゆるソーシャルゲームについては調査を実施しています。  今年度も同社の協力を得、オンラインゲームの市場規模に加え、ソーシャルゲームの市場規模を把握することができましたが、その結果2011年のオンラインゲーム市場1,405億円、PCと携帯電話におけるソーシャルゲーム市場2,794億円になり、これらを合わせた広義のオンラインゲーム市場の規模は約4,200億円になりました。 オンラインゲーム市場の内訳は、パッケージゲームソフトの販売売り上げが277億円(前年比94%)、ゲーム運営サービス売り上げが1,128億円(前年比109%)になっており、全体で前年比106%の増加になっています。 またJOGAでは、オンラインゲームの海外輸出(ライセンスアウト)売り上げ、および企業が海外に進出し海外拠点においてゲーム運営サービスを行った売り上げも調査しています。  その結果2011年の海外輸出売り上げは6億7,508万円(前年比141%)、海外拠点での売り上げは86億6,281万円(前年比114%)となり、国産タイトルおよび国内企業の海外進出は増加傾向にあります。  JOGA会員企業は、このように国内はもちろんのこと海外においてもビジネスを積極的に展開しており、JOGAはこうした企業の支援およびPC、スマートフォンなどあらゆるデバイスでのオンラインゲーム運営サービス支援、様々なビジネス上の問題解決を行っています。


※PCサイト


※この記事は、4Gamer.netより提供された情報をもとに、テレビ朝日が改変・編集し掲載しています。元記事はこちら

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