ゲームキャラになりきったコスプレイヤー達の競演。桑島法子さんと小野坂昌也さんも目を見張った「コーエーテクモコスプレコンテスト」

  • 更新日:2012年9月24日

 東京ゲームショウ2012の最終日である2012年9月23日,コーエーテクモゲームスブースで「コーエーテクモコスプレコンテスト」が行われた。

 このコンテストは,コーエーテクモゲームスのタイトルに登場するキャラクターのコスプレを,衣装やパフォーマンスといった点から審査するもの。今年で3回目となり,東京ゲームショウの名物になりつつある。
 今年はコーエーテクモホールディングスの傘下となったガストのゲームキャラクターが初めて登場するのも見どころとなっていた。この記事では,そんなコンテストの模様をお届けしよう。



 ステージにはまず4人の審査員が登場した。戦国無双シリーズなどのプロデューサーとして知られるコーエーテクモゲームスの鯉沼久史氏,コスプレ雑誌「COSMODE」副編集長の山本麻子氏,そして声優の桑島法子さんと小野坂昌也さんだ。

  • 鯉沼氏は「戦国無双3」に登場する北条氏康のコスプレでステージに。しかもコスプレ衣装の下に「真・北斗無双」のTシャツを着ていた
  • 山本氏は「解説役」として,このコンテストの審査員を3年連続で務めている
  • 桑島さんはDEAD OR ALIVEシリーズのかすみや真・三國無双シリーズの王異など,自分が演じるキャラクターのコスプレイヤーに期待していた
  • 真・三國無双シリーズに登場する趙雲のコスプレ姿を披露した小野坂さん。素足の女性コスプレイヤーが好みらしく「ストッキングはダメです!」

 そしていよいよコスプレイヤーの登場となった。総勢13名の華麗な姿をとくとご覧あれ。



雨宮ルナさん
キャラクター:「シェルノサージュ ~失われた星へ捧ぐ詩~」より「イオン」


最初に登場したのは,小野坂さんが「これ大丈夫ですか?」と目の色を変えるほどセクシーな衣装の雨宮ルナさん。雨宮さんはアピールポイントを「大胆なカッティング」と話したあとで「こんな大勢の前と思ってなかったから本当に恥ずかしい……」と顔を手で覆ってしまった



びなさん
キャラクター:「真・三國無双5」より「趙雲」


びなさんはこの槍をカーテンポールと,100円ショップで見つけたおもちゃでつくったとのこと。山本氏によれば,100円ショップはコスプレイヤーの強い味方なんだとか。小野坂さんは「3年目で初めて自分のキャラクターが登場した」と感慨深げだった。



柚麻さん
キャラクター:「遙かなる時空の中で4」より「葦原千尋」


衣装の再現度もさることながら,「自分で絹を織って染めた」という製作方法に会場から驚嘆の声が上がった。山本氏も「自分で織ったというのは聞いたことがない」とコメント



麗華さん
キャラクター:「遙かなる時空の中で3」より「有川将臣」


この日のために剣を作り直したという麗華さん。さまざまな手法を駆使して衣装を作っているようで,山本氏から「武器の素材は?」「鎧は合皮ですか?」「上からコーティングしてます?」と質問攻めにされたあと「いい仕事してますね」と褒められていた



軍人Aさん
キャラクター:「大航海時代 Online」より「ライザ・ミドルトン」


キャラクターイラストの,少しくすんだようなレトロ感のある服の色あいまで再現されているのが印象的。縫製や刺繍も自分でやっているとのことだ



譲さん
キャラクター:「アーシャのアトリエ~黄昏の大地の錬金術士~」より「アーシャ」


会場や審査員から何度も「かわいいー」という声があがった譲さんのアーシャ。鯉沼氏も「最初の方と同じガストのキャラクターなんですけど,やっぱりいいですね」と,これまでのコーエーテクモゲームスのキャラクターにはない魅力に笑顔を見せていた



tenさん
キャラクター:「DEAD OR ALIVE 5」より「リュウ・ハヤブサ」


去年もリュウ・ハヤブサで出場していたtenさん。今年の衣装は「DEAD OR ALIVE 5」バージョンで,頭部のパーツ以外は最初から作ったとのこと。アクションもさまになっており,かなりのハヤブサファンであることがうかがえた



猫羅ユウさん
キャラクター:「RioSpa」より「Rio」


久しぶりのセクシー系登場で,小野坂さんは「見えそう」「あぶないあぶない」と,テンションアップ。山本氏は「シンプルな衣装に見えますが,体にフィットするように作るのは難しい」と,技術力の高さを解説していた



オーパーツさん
キャラクター:「戦国無双3」より「福島正則」


挑発的な表情やアクションが会場の笑いを誘ったオーパーツさん。悪ノリして“生みの親”である鯉沼氏をにらみつけ,周りに止められる一幕もあった。衣装や武器の素材はほとんど紙とのことだが,とてもそうは見えないほどの高い質感だ



MOTOさん
キャラクター:「無双OROCHI2」より「三蔵法師」


「まるで画面から抜け出したような」という表現がぴったりくる再現度の高さ。小野坂さんは「アフレコをやるとき,横にこんな人がいてくれたら,ぼくたちも声をイメージしやすいのに」と,声優ならではの感想を漏らしていた



akiさん
キャラクター:「戦国無双3」より「くのいち」


小野坂さんが思わず「すごい腹筋だな」とつぶやいたように,衣装もさることながら,鍛え上げられた体が目を引いたakiさん。鯉沼氏からも「くのいちのイメージどおり」とお墨付きをもらっていた



結さん
キャラクター:「真・三國無双6 猛将伝」より「王異」


鎧に施された細かな模様がアピールポイント。これは薄いウレタンのような素材を貼り付けて作っているそうだ。作り込みのすごさに,王異を演じている桑島さんは思わず「ありがとうございます」と結さんに感謝



時計屋さん
キャラクター:「無双OROCHI」より「源義経」


ロボットのような雰囲気を持つ「無双OROCHI」の源義経を見事に再現した時計屋さん。ステージ上では分かりづらかったが,剣にはライトが仕込んであり,水色に光るようになっているとのことだ。



 以上の中から,「プロデューサー賞」「スペシャル審査員賞」「大賞」がそれぞれ1名ずつ選ばれた。受賞者は以下のとおりだ。

プロデューサー賞:時計屋さん

スペシャル審査員賞:結さん

大賞:オーパーツさん



名前が読み上げられた瞬間,オーパーツさんは喜びのあまり,リーゼントのかつらを飛ばしてしまうなど,最後まで会場を沸かせてくれた。紙で衣装や武器を作るという手法は,今回プロデューサー賞に選ばれた時計屋さんから教えてもらったとのことで,「支えてくれた仲間達に感謝します!」と受賞コメントを語った


 ステージの最後では,小野坂さんが「何で土日の2日間でやらないの?」「大々的にやるべき」と,鯉沼氏にコンテストのスケールアップを提案。
 今回登場したコスプレイヤーの見事な衣装やパフォーマンスを振り返ると,そう思うのにも納得がいくほどレベルの高いコンテストだった。



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※この記事は、4Gamer.netより提供された情報をもとに、テレビ朝日が改変・編集し掲載しています。元記事はこちら

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