「レイトン教授VS逆転裁判」がプレイアブル出展! 二大シリーズの融合度合いを確認すべく,さっそく試遊した

  • 更新日:2012年9月21日

 東京ゲームショウ2012のレベルファイブブースで,同社とカプコンが共同開発する「レイトン教授VS逆転裁判」がプレイアブル展示されている。同タイトルは,レベルファイブの「レイトン教授」シリーズと,カプコンの「逆転裁判」シリーズのコラボレーションタイトルで,異世界「ラビリンスシティ」を舞台に,考古学者のエルシャール・レイトンと,弁護士・成歩堂龍一の二大主人公の運命が交錯するという内容だ。プレイアブルバージョンではレイトン教授のパートと,成歩堂の裁判パートが交互に進行し,「“書かれた物語が現実になる”町の謎」と「魔女裁判」に挑むことになる。




 試遊ではまず,「レイトンパート」(アドベンチャーパート)と,「裁判パート」のいずれかを選択する。前者は,「レイトン教授」シリーズと同じく,ラビリンスシティの街中や建物を探索し,タッチペンを使ってストーリーの手がかりや数々の「ナゾ」を発見していく。ここでいうナゾとは,なぞなぞやパズルの総称で,このナゾを解きながらストーリーを進めていくのだ。




 プレイアブルバージョンで挑戦できるナゾは二つ。いずれもそれほど難しくないが,解答のヒントをアンロックするために消費する「ひらめきコイン」が最初から30個用意されているので,ストーリーの先を早く知りたいという人は,これを使ってしまうのも得策だ。ひらめきコインは探索時に,さまざまな場所で発見することができる。



 後者の裁判パートでは,国際弁護士協会の出張でロンドンにいる成歩堂が,資料も情報も証拠品もほとんどないまま,いきなり弁護人として法廷に立たされるところから始まる。こちらのパートは「逆転裁判」シリーズそのままに,証人の証言を「ゆさぶる」ことで新たな証言や証拠品を引き出したり,証言の矛盾に証拠品を「つきつける」ことでウソを暴いたりする。




 いずれのパートにも,“謎の少女”マホーネが登場するのだが,注目ポイントは,二つのパートにおける彼女の雰囲気の違いと,本作の大きなキーである魔女との関係だ。
 魔女に追われるマホーネと,スクリーンショットにもあるように魔女として裁判にかけられるマホーネ。このプレイアブルバージョンでは,そんなマホーネにまつわる物語の片鱗が見られるのだ。



 また,選んだパートによっては,早くもレイトン教授と成歩堂の共演を見ることができる。
 試遊1回あたりの制限時間は10分で,この時間内に,どちらかのパートをクリアするのは十分可能だが,続けてもう一方のパートをクリアすることはちょっと難しい。というのも,カットシーンを含めたストーリー全体が,結構ボリュームがあるからだ。1回試遊して「マホーネの二面性を見たい」「どうも見逃したシーンがあるらしい」と気になる人は,二つのパートを確認するために2回チャレンジしてみよう。

 演出面では,3Dグラフィックスで再現される各キャラクターの動きや,ストーリーの一部およびカットシーンで再生されるボイスが注目だ。とくにボイスキャストとして,シリーズ本編/劇場版と同じ俳優陣が起用されている点も見逃せない。



 このプレイアブルバージョンからは,本作が想像以上に「レイトン教授」シリーズであり,「逆転裁判」シリーズでもあることに驚かされる。その一方,試遊できる双方のパートが時系列に並んでいるのか不明であることもあり,両シリーズの融合についてはまだ見えてこない部分も多い。東京ゲームショウ2012の開催に合わせて公式サイトで新たなプロモーションムービーが公開され,そこではレイトン教授と逆転裁判の,かなりコラボらしい場面も確認できる。まだ見ていないという人はぜひ公式サイトをチェックしてほしい。「レイトン教授VS逆転裁判」は,2012年11月29日の発売が予定されている。


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※この記事は、4Gamer.netより提供された情報をもとに、テレビ朝日が改変・編集し掲載しています。元記事はこちら

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