[E3 2012]Microsoftが静かに発表したXbox Liveタイトルの「Ascend: New Gods」。実は,Xboxプラットフォーム初のFree-to-Playゲームだった

  • 更新日:2012年6月9日

 MicrosoftがE3開催の前日に行った「Xbox Media Briefing」で初公開された「Ascend: New Gods」は,ほかのビッグニュースの前に話題が掻き消されてしまった感があるものの,実はXboxプラットフォームでは初めてとなるFree-to-Play型のオンラインゲームとしてリリースされる注目作品である。

 Ascend: New Godsでは,プレイヤーは神に仕えるために新たに生み出された“Chaos”という戦士種族のキャラクターとなる。存在する3神のうち1つを主人とする必要があり,そのゲームの世界の魔族達と戦って影響力を強めていくのだ。プレイヤーキャラクターは「死」によって最大級の神への奉仕を達成し,そのことで新しく作られるキャラクターにはより良いパワーが備わっていくという仕組みになっている。



 このゲームが興味深いのは,これまでのオンラインゲームとは異なるCo-op風のゲームシステムになっていることだ。プレイヤー達は,世界で共存しつつも自分のクエストを進めていくことが可能で,基本的にはソロでプレイする。  ただし,ポータルを使って相手のヘルスを治癒したり,アイテムを渡したりすることが可能な一方,大勢の敵を自分の世界から消し去って別のプレイヤーのもとに送りつけてしまうというような,いじわるなプレイもできるようになっているのである。



 Ascend: New GodsはWindows Phone 7搭載のスマートフォンとのクロスプラットフォームを実現する予定で,プレイヤーはスマホ専用のゲームを遊ぶことで得たゴールドやアイテムを,Xbox Liveのインベントリと共有することも可能となるらしい。また,このゲームはXbox SmartGlassに対応することも発表されており,メインディスプレイとなるテレビでゲームを楽しみつつ,ミニマップやモンスターの情報をスマホやタブレット機で確認することができるなど,さまざまな点で非常に斬新な試みが行われているのである。



 E3会場では専用のプレイアブルデモを楽しむことができたが,Ascend: New Godsは,まだまだ謎の多い2013年タイトルである。PlayStation Networkでは,すでに「Free Realms」や「DC Universe Online」といったサービスが運営されているだけに,今後こうしたXbox Live専用のF2Pゲームが増えていく前兆なのかもしれない。


※この記事は、4Gamer.netより提供された情報をもとに、テレビ朝日が改変・編集し掲載しています。元記事はこちら

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