[E3 2012]PS Vitaでパワーアップした初音ミクがLAに再登場。 E3会場でも観客を魅了した「初音ミク -Project DIVA- f」プレイレポート

  • 更新日:2012年6月9日

 E3 2012のSony Computer Entertainmentブースにプレイアブル出展されていた,PlayStation Vita用ソフト「初音ミク -Project DIVA- f」のプレイレポートをお届けしよう。今回触ることができたのは,日本国内における店舗試遊(関連記事)のスタートとほぼ同時に披露された形となった「E3 Tech Demo」版で,2012年8月30日に予定されている日本での発売に先駆け,海外でも初音ミクがその歌声を披露していた。

 これまでPSP用ソフトとして展開してきた「初音ミク -Project DIVA-」シリーズの最新作となる本作は,従来のシステムを踏襲しつつ,PS Vitaのスペックに合わせてCGモデルをの一新。新操作も追加され,大きくパワーアップしたタイトルとなっている。



 「E3 Tech Demo」版でプレイできた楽曲は,「キャットフード」(アーティスト:doriko)と,「ワールズエンド・ダンスホール」(アーティスト:wowaka)の2曲。難易度はEASYとNORMALを選択できた。

 基本の操作自体はこれまでのシリーズと同様だが,本作では新たに「スクラッチ」という操作が追加されている。これは,☆型のターゲットが表示されたら,タイミングを合わせてタッチスクリーンをこするというもの。スクラッチという慣れない操作だったため,最初のうちはタイミングをとるのが難しかったが,コツをつかめればスムーズに入力できた。



 また,チャンスタイムで一定以上のスコアを取ると,チャンスタイム終了時に大きな☆ターゲットが表示される。ここでうまくスクラッチを決めれば,新要素「チャンスタイム分岐」によって,映像の演出が変化するのだ。  実際にプレイしてみたところ,ハードウェアがPS Vitaになったことで,PVの演出力が格段にパワーアップしている点がやはり印象的であった。ただでさえ天使のミクさんがさらに美しくなっている……。これまでのシリーズを楽しんできた人ならば,満足できること間違いなしだろう。



 なお,今回のE3ではあくまで“参考出展”となっており,本作の海外版の発売自体は未定とのことだ。しかし,会場内での本作はなかなかの人気ぶりで,アメリカ人の男性が笑顔でリズムをとりながらプレイしている様子などは大変に印象的だった。  そもそも2011年7月に,海外で初の単独ライブ「MIKUNOPOLIS in LOS ANGELES “はじめまして,初音ミクです”」が開催されたNOKIA Theaterは,E3 2012の会場であるLos Angeles Convention Centerから目と鼻の先という距離。そう,初音ミクにとって,ここロサンゼルスは非常に馴染み深い土地でもあるのだ。  今回のE3出展をきっかけに,海外のファンをミックミクにしてることにも期待したいところである。



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※この記事は、4Gamer.netより提供された情報をもとに、テレビ朝日が改変・編集し掲載しています。元記事はこちら

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