[E3 2012]サウスパークの世界を舞台にしたRPG「South Park:The Stick of Truth」をトレイ・パーカー氏&マット・ストーン氏がプレゼンテーション

  • 更新日:2012年6月5日

 2012年6月4日(日本時間6月5日)に行われた「Xbox 360 E3 2012 Media Briefing」にて、「South Park:The Stick of Truth」(PC / PlayStation 3 / Xbox 360)のプレゼンテーションが行われた。
 本作はアメリカの人気アニメ「サウスパーク」を原作とするRPGで、サウスパークの生みの親であるトレイ・パーカー氏とマット・ストーン氏もステージに登場し、その魅力を(独特のジョークを交えて)アピールした。

 「サウスパーク」は、アメリカの田舎町サウスパークに住む子供達子を主人公にしたテレビアニメで、可愛らしい絵柄とは裏腹に、風刺のきいた過激な表現が特徴となっている。1997年に放送を開始して以降、現在も新エピソードが制作され続けており、日本にも熱狂的なファンが多い。
 なお、サウスパークのゲーム化は今回が初めてではなく、Xbox LIVE アーケードのダウンロード専用ソフト「SOUTH PARK LET'S GO TOWER DEFENSE PLAY!」は、日本でも「サウスパーク」のタイトルで発売されている。



 今回公開された「South Park:The Stick of Truth」の映像では、炎に包まれ焼け野原となったサウスパークが登場。おなじみのスタン、カイル、カートマン、ケニーの4人の子供達はファンタジー風の鎧やローブに身を包んでおり、「New Kid」なる人物と協力して激しい戦いを繰り広げている。この「New Kid」は誰なのかというと――「STARRING YOU」、すなわちプレイヤー自身。どうやら本作では、プレイヤーがサウスパークの登場人物の1人としてゲームを楽しめるようだ。



 カンファレンスのステージには、サウスパークの生みの親であるトレイ・パーカー氏とマット・ストーン氏のコンビが登壇。
 トレイ氏はまず、「皆さん、サウスパークのエピソードを自分の携帯電話で観ながら、タブレットでオーブンや冷蔵庫のドアを開けることができたらいいな、と思った人はいませんか?」と来場者に質問を投げかける。しかしこれはトレイ氏のジョークだったらしく、「このゲームではそんなことはできません」と一言。
 マット氏は「サウスパークのエピソードに登場しているような気持ちになれます。つまり、最悪の気持ちになるわけです」と本作の魅力(?)をアピールした。
 本作の開発にはトレイ氏やマット氏も深く関わっているようだが、トレイ氏によると「15年間アニメを作ってきて、カイルの家がどこにあるかよく分からなかった」らしく、本作のためにサウスパークの地図を1から作っていったそうだ。

 最後に、「我々はサウスパークのエピソードと同じように、本当にギリギリのところで開発を進めています。オフィスに戻って、最後の仕上げをしていきたいと思います」とマット氏が述べ、今回のプレゼンテーションは幕を閉じた。



 本作の詳しいゲームシステムについては明かされなかったが、どうやら本作では、おなじみの4人の子供達のほかにも、サウスパークに登場する懐かしのキャラクターを呼び出すことができるようだ。プロモーションビデオの中では、バターズやジーザス、Mr.スレイブなどの姿が確認できたが、ほかにもいろいろなキャラクターが登場することだろう。

 原作者が開発に携わっていることもあり、グラフィックスはもとより、その世界観や過激なテイストもまさにサウスパークそのもの、といったところだ。
 本作は、北米では2012年秋に発売される予定だ。日本での発売は未定だが、サウスパークファンとしては、ぜひ日本版のリリースに期待したいところだ。



※この記事は、4Gamer.netより提供された情報をもとに、テレビ朝日が改変・編集し掲載しています。元記事はこちら

[E3 2012]ニュース一覧