魅力的なキャラクターとストレスフリーな戦闘が印象的なJRPG。「ソールトリガー」インプレッション

  • 更新日:2012年9月25日

 TGS 2012のソニー・コンピュータエンタテインメントブースでは,イメージエポックより10月4日に発売されるPSP用ソフト「ソールトリガー」がプレイアブル出展されていた。本作は,国家を支配する“神機教会”の弾圧に苦しむ“光ノ民”を救うため,反旗を翻した抵抗組織“ソールトリガー”達の戦いを描いたRPGだ。
 試遊版ではその魅力の片鱗を感じ取ることができたので,インプレッションをお伝えしていこう。



イメージエポックの本領が味わえる作品
“JRPG”ファンにとっての有力な選択肢!


 イメージエポックといえば,「LAST RANKER」や「最後の約束の物語」といった,いわゆる“JRPG”と呼ばれるジャンルに強いゲームメーカーだが,本作ももちろん,同社の強みが十分に発揮されたタイトルである。
 “豪華スタッフで贈るPSPで遊べる最後のJRPG”と銘打たれている本作。その看板に偽りはなく,キャラクターデザインに漫画家の曽我部修司氏,シナリオに「ファイナルファンタジーVII」の野島一成氏を起用。キャストも鳥海浩輔,花澤香菜,小清水亜美,三宅健太,悠木 碧,杉田智和,内山昂輝,鈴村健一,早見沙織,斎藤千和,大塚明夫,沢城みゆき,大塚周夫(※敬称略)と,JRPGファンならほとんどの人が知っているのではないかという人気声優達が起用されている。

 試遊版でも,フルボイスで展開されるイベントシーンを数多くチェックできたのだが,「最後の約束の物語」をプレイしたことのある筆者としては,「相変わらずキャラクターの描き方が上手いな」という印象をまず受けた。ひとりひとりの個性がしっかりと描かれており,動きもイキイキとしていて,ちょっとプレイしただけでも愛着がわいてしまう。また,特徴的なキャラデザインを,違和感なく3Dモデル化しているところも好印象だ。



 戦闘面では,スピード感抜群の“ワンショットバトル”が大きな特徴となっており,コマンドを入力して即アクションが発動するレスポンスの良さと,ボタンひとつで倍速モードにできるという工夫が,ストレスフリーな戦闘を実現している。本作の“魅力”と言っても問題ないくらいの快適さだ。
 また,スキルの使用時に“ソール”を注ぐことで効果を上昇させたり,ターンの順番を早めることができたりというシステムも,地味ながら遊び応えのある要素として上手く機能している。スキルは使えば使うほど,経験値が蓄積されレベルアップしていくので,キャラクターの育成要素についても存分に楽しめそうだ。



 試遊版の内容は,世界観の奥深さを感じさせるようなイベントシーンが多かったので,あまりストーリーのネタバレになってしまうようなことを書けないのが残念。とりあえず筆者は,短いプレイ時間の中で,“ソフィ”と“シリル”のことがいたく気に入った。ソフィは可憐な見た目に反してガトリングガン型の“ソールアーム”を振り回すというギャップ感がたまらない。シリルは……貴重な幼女枠だから……言わせんなよ恥ずかしい。

 ちなみに,現在PlayStation Storeにて,ゲームの序盤が楽しめる体験版が配信されているので,TGS会場に行けなかった人は,ぜひ実際にプレイしてみよう。


※PCサイト


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※この記事は、4Gamer.netより提供された情報をもとに、テレビ朝日が改変・編集し掲載しています。元記事はこちら

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