99ドルの新型コンシューマ機「Ouya」。クラウドゲームサービスの「OnLive」をネイティブでサポート

- 更新日:2012年8月1日
99ドルのコンシューマ機として話題になっている「Ouya」が,クラウドゲームサービスの「OnLive」をサポートすることが明らかになった。これにより,ユーザーはOuyaの発売と同時にOnLiveのライブラリに用意された多数のゲームをプレイすることができるようになる。
Kickstarter「OUYA: A New Kind of Video Game Console」
※PCサイト
OnLive公式サイト「OnLive Comes to OUYA」
※PCサイト
OnLiveとは,クライアント側の入力に対してサーバー側がゲームの処理を行い,その結果をストリーミングするサービスで,極端な話,入力デバイスとディスプレイ,そして通信環境さえあれば,対応機種やPCのスペックなどに関係なくさまざまなゲームが楽しめるようになるというサービスだ。OnLiveは,Electronic ArtsやUbisoft Entertainment,さらにSEGA of America,Square Enix,2K Gamesなどの大手パブリッシャと提携し,「Assassin's Creed: Revelations」や「Borderlands」「Madden NFL 12」など,300本ほどのライブラリを用意している。
現在,OnLiveをテレビでプレイするためには,OnLiveから99ドルの専用ハードウェア「マイクロコンソール」を購入したうえで,「Netflix」のような月額会員制のサービスに加入することが必要になるが,Ouyaには専用ソフトウェアがあらかじめ用意されており,マイクロコンソールがなくてもテレビを使ったOnLiveのプレイが楽しめるようになるという。
現在のところ,料金やサービスエリアなどは発表されていないが,モバイルゲームメーカーやインディーズ開発会社を中心に,80社ほどがOuya専用タイトルの制作を表明しているので,今回のOnLiveとの提携により,さらに300タイトル近くがプレイヤーの選択肢に入ったことになる。
OnLiveとの提携で,本格的なタイトルもプレイできるようになったOuya。「次世代コンシューマ機」の台風の目になる可能性も出てきたようだ。
※この記事は、4Gamer.netより提供された情報をもとに、テレビ朝日が改変・編集し掲載しています。元記事はこちら