Amazon,「Kindle Fire」の新たなサービスとなる「GameCircle」を発表し,開発者向けに「GameCircle API」を公開

  • 更新日:2012年7月13日

 Amazon.comは,発売中のタブレット端末「Kindle Fire」の新たなサービスである「GameCircle」を発表し,デベロッパ向けに「GameCircle API」を公開した。発表によれば,ゲームデベロッパはGameCircle APIを使うことで,開発中のタイトルに「Achivements」「Leaderboard」,そして「Sync」という3つの機能を容易に付け加えられるようになる。



※PCサイト


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 GameCircleのAchivements機能に対応したタイトルは,プレイ中に獲得したトロフィーやバッジなど,進行中のゲームの内容を常に把握しており,プレイヤーはゲームを離れることなく,現在の達成状況を確認したりできる。
 また,Leaderboard機能では,こちらもゲームを中止することなく,簡単に自分のランキングやスコアを調べることが可能になり,Sync機能に対応すれば,ゲームのセーブデータを自動的にクラウドに保存することで,Kindle Fireを取り替えても,中断したところからプレイが続けれられるという。

 多くのソーシャルゲームに必要になる,以上の機能をあらかじめAPIとして用意しておくことで,デベロッパはよりゲームの本質部分の開発に集中でき,さらに豊かなゲーム体験ができるとAmazon.comはしており,また現在,GameCircleに対応した15本のタイトルが,公式サイトで販売されている。

 低価格のタブレット端末として,Apple,Samsungの製品に次ぐ人気を誇るKindle Fireだが,独自のAPIを用意し,専用ゲームタイトルを揃えることで,その差を詰めようという狙いがあるのかもしれない。ゲームに向かって一歩踏み出したKindle Fireには,今後も注目する必要があるだろう。


※この記事は、4Gamer.netより提供された情報をもとに、テレビ朝日が改変・編集し掲載しています。元記事はこちら

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