玉置成実

New single「PARADISE」 Now on sale!!

日本のクラブミュージックの重鎮、大沢伸一のプロデュースによるシングル『LADY MIND』で新しい一歩を踏み出した玉置成実が、大沢プロデュースの第2弾『PARADISE』をリリース。エレクトロサウンドをベースにしたキャッチーなディスコチューンに仕上がった。

Ｑ：シングル『PARADISE』は、エレクトロで70年代とかのディスコテイストの楽曲になりましたね。

玉置成実：プロデューサーの大沢伸一さんも、懐かしのディスコチューンとおっしゃっていたけど、私はディスコ世代じゃないのでピンと来なくて(苦笑)。でも、むしろすごく新鮮なイメージを受けましたね。ナチュラルにテンションが上がって行く構成は、さすがだな〜と思ったし。さらにBメロはメインのボーカルに少しズラした形でコーラスが入るのが独特で、サビのハモリも普通の3度とか5度とかではなく変形になっていたりとか。大沢さんならではのアイデアが満載で、私自身聴いてすごく刺激を受けました。

Ｑ：歌詞のテーマはどんなものですか？

玉置成実：私の好きなもの、ドライブやダンスなどのワードが入っていて…でもメッセージを込めたり考えさせるような歌詞ではなく、音としてナチュラルにスッと耳に入って来るものがいいと思って、英語と日本語が入り混じったものになっています。楽曲として、日本人だからこうだとかいう既成概念は捨てて、世界のシーンから見ても面白いと思ってもらえるような作品を作りたいと思いました。

Ｑ：ジャケットやPVは、すごくインパクトがありますね。

玉置成実：ビジュアルのテーマは「玉置的パラダイス感」みたいな(笑)。初回盤のジャケット写真は、バラが敷き詰められたバスタブに入ってシャンパンを持っていて…。でもよく見ると、どこか非現実感があるものになっています。

Ｑ：PVには、ヒョウ柄を着てカラフルな世界を歩いているシーンとかあって。

玉置成実：最初はモノトーンの世界から始まり、カラフルなパラダイスの世界へ！というイメージですね。今回ほとんどCGで、歩いているシーンの撮影はグリーンバックでウォーキングマシーンの上で歩いているんです。こういうほぼCGの撮影は初めてだったので、出来上がるまでは想像がつかなかったけど、すごく面白い作品に仕上がりました。ダンスシーンも気合いを入れているので、ぜひ見てほしいです。

Ｑ：玉置さんが、これさえあればパラダイス気分になれるものは？

玉置成実：温泉と岩盤浴です。2〜3日に1回は行っていて、余裕があれば車で山梨の温泉まで行ったりします。すごく癒されるし、肌の質が変わってツルツルになりました！

Ｑ：C/Wの『COLORS』は、逆にビートが強めでメッセージ性のある歌ですね。

玉置成実：ヘコんでる人が聴いたとき、私は私でいいんだと思ってもらえるものを歌いたいと思って作った楽曲です。自分の可能性をもっと広げて行ってほしいと、10代や同世代の若い子にもそうですが、大人の人にも言ってあげたいと思って。

Ｑ：大人にも聴いてほしいと？

玉置成実：デビューして約10年、いろんな大人の人と出会って来ましたが、何かに縛られてる人が多いといつも思うんです。誰々さんが言うからこうしなきゃとか、今はこれが流行ってるからこうしなきゃとか。そういうのを見て、すごくもったいない！やりたいことをやればいいのに！って。だから、この曲が少しでも変わるきっかけになったらいいなと思います。

Ｑ：『COLORS』というタイトルですが、自分を色に例えると何色ですか？

玉置成実：赤です。洋服とか身につけるものでも、小さい頃から赤が好きなので、赤を着てるとすごくしっくりします。やっぱり私は、攻めの姿勢をずっと貫きたいし、前向きさとか情熱とか、強めのパッションを表すのはやはり赤じゃないかなって。

Ｑ：来年4月で10周年とのことですが、今思うことは？

玉置成実：『機動戦士ガンダムSEED』の主題歌でデビューしたのが14歳で、それから24歳までの10年っていちばん多感な時期なので、その中で多くの人と出会えたのはすごく貴重な経験だったと思います。デビューしてしばらくは、すべてお膳立てしてもらったところに入って行くだけの感じでしたが、今は制作の初期段階からミーティングに加わって、すごく自分の意見を言えるようになって。そうやって行くと、楽曲に対する愛情もどんどん深くなって行くし、以前と比べると今のほうがだんぜん曲に対して真剣に向き合えているし、すごく楽しいですね。

Ｑ：今年初頭にレーベルを移籍して、第一弾の『LADY MIND』を出したときは、金髪でダンスチューンをガンガン歌っていたのがけっこう衝撃でした。

玉置成実：私的には少しずつ成長して来ていて、今もその過程にいると思っているんですけど…デビュー当時とか過去の玉置成実のイメージを持っている人には、衝撃だったみたいですね。でも、そういう風にすごくいろいろな反応が返って来たことは、単純にうれしかったです。賛否両論の評価があったけど、何かにチャレンジしたときは賛否あるのが当たり前だと思う。それが怖くて同じ型にハマっていては、つまんないままで終わっちゃうし、だったらそれをやるのは私じゃなくてもいいんじゃない？と思うし。

Ｑ：9月は東名阪で、舞台『ミュージカル　走れメロス』に出演。舞台での活動も定期的にやって来ましたね。

玉置成実：もともとお芝居は好きでしたが、最近やっと本当の楽しさに気づき始めたところです。ミュージカルは、高校生のとき『スウィート・チャリティ』というブロードウェイミュージカルの日本版で主演させていただいたのが最初で、『コーヒープリンス1号店』などいくつか出演させていただいて。最初の頃は、役に感情移入するのが難しくて、葛藤したこともありました。でもそれが出来るようになっていくうちに、自分ではない誰かが書いた歌詞でも、理解して歌えるようになって行ったりとか、ミュージカルの経験が歌にも活かされるようになって。本当に毎回、すごく勉強させていただいています。これからも機会があれば、いろいろな役にチャレンジしたいですね。

Ｑ：ちなみに、最近の趣味はサバイバルゲームだと聞きましたが 。

玉置成実：オンラインゲームの「Call of Duty」にハマったのがきっかけで、そのゲームが好きな人達で集まって、リアルでもやっちゃおうみたいな。私は、カーキ色のフランス軍の軍服で、銃はアサルトライフルのFa-MAS。でも、そろそろ機動性の高いサブマシンガンに変えようかなと思っています(笑)。他では絶対に味わえない緊張感とか、非日常のスリルがたまらないんですよ〜！変な汗もかくし(笑)。興味がある方は、ぜひ一緒に楽しみましょう！

≪玉置成実ライブ情報≫

●玉置成実ニューシングル「PARADISE」リリースPARTY！！
10月12日（金）＠東京・新宿ArcH

●玉置成実 ニューシングル「PARADISE」発売記念スペシャルミニライブ
10月13日（土）＠東京ジョイポリス

●Nami Tamaki presents MUSIC HOLIC vol.2
10月14日（日）＠東京：Shibuya O-EAST

●JURY BLACK TOKYO HALLOWEEN EVENT
10月28日（日）＠JURY BLACK東京店

※イベント参加方法、会場へのアクセス、開演時間など詳細は公式サイトを参照