松井咲子
AKB48から6人目のソロデビューを果たした松井咲子。アイドル業のかたわら現役音大生として学業も両立させる、メンバーの誰もが認める努力家。デビューアルバム『呼吸するピアノ』は、日清カップヌードル「REAL」CM曲をはじめ、AKBナンバーをピアノアレンジした楽曲を収録。日本を代表する作曲家のひとり服部隆之の監修によって、本格的なピアノインストゥルメンタル作品に仕上がった。
Q:AKB48から6人目のソロデビューですが。
松井咲子:最初に聞いたのは2月くらいで、Google+内で発表があって、私もそこを見て知りました。だから、ファンの方のほうが早く知ってたかもしれないんですけど(笑)。話を聞いたときは、まさか!という感じ。確かに学校の卒業アルバムで「ピアニストになりたい」と書いたことはあったけど、それが本当にCDを出せるなんて、夢にも思ってなかったので、ただただびっくりでした。
Q:ピアノは何歳からやっているのですか?
松井咲子:ピアノは4歳からで、小学生からピアノのコンクールとかにも出るようになり、人前で演奏するのが楽しいって思うようになりました。小学校のときは吹奏楽部でサックスもやっていて、中学は合唱部。あと幼稚園から高校生までは、地元の合唱団に入っていました。
Q:アイドルには?
松井咲子:アイドルはずっと大好きでAKB48のファンだったんですけど、自分がアイドルになりたいと思ったことは一度もなくて。実はAKB48に入ったのも、母親が勝手に応募してしまったからなんです(笑)。でも今はすごく楽しいし、ピアニストデビューの夢もこうして叶ったので、母にはとても感謝しています。
Q:選曲とか制作はどのような感じで?
松井咲子:曲に関しては、基本的には秋元先生が決めてくださって。Google+で、秋元先生の「オリジナル曲を服部隆之先生に書いていただこうと思う」という書き込みを読んだときは、すごくびっくりしました。私、服部先生の音楽が好きでずっと聴いていたので。レコーディングは毎回、服部先生が見てくださって、緊張したけどすごく勉強になりました。いろいろアドバイスしていただきましたし、私からアイデアを出して、どの弾き方が曲に合っているか相談しながら弾かせてもらったものもあります。
Q:大変だった曲はどれですか?
松井咲子:意外と大変だったのはモーツァルトの「ピアノソナタ」です。モーツァルトの他の曲は弾いたことがあったけど、この曲は聴いたことはあっても弾いたことがなくて。だから譜読みから始めて一から練習して…。曲が難しいのもありましたが、有名な曲なので失敗しちゃいけないという緊張感もありましたね。
Q:AKBのカバーは、原曲と印象が違っていて面白いですね。
松井咲子:そうなんです。『会いたかった』は、イントロだけ聴いたらどんなクラシックの名曲だろう?って思うような、かっこいいものになっています。『フライングゲット』も、すごくかっこいいラテンのサウンドで、テンションがアガってしまってレコーディングのときも「楽しい!」を連発しました(笑)。
Q:オリジナル曲『心の譜面』は、しっとりとしたいい曲ですね。
松井咲子:すごく大好きな曲です。レコーディングの一発目の曲だったので緊張したし、服部先生に初めて書いていただいた曲でもあり、初めてCMで使っていただいた曲でもあるので、思い入れは強いです。テレビから私のピアノが流れるのが今でもすごく不思議で、何度聴いてもオッて反応しちゃいますね。レコーディングしたときは、私の素がいい意味でそのまま出ていると言っていただけたので、ホッとしました。実は『心の譜面』というタイトルは、最後に付いたんですよ。この曲が流れるCMは、AKB48のリアルを映し出すみたいな内容だったので、私はずっと「リアル」と呼んでいて。タイトルも『リアル』になるのかな?と思っていたんですけどね。でも『心の譜面』と付けていただいて、より情景が浮かぶものになったと思います。
のになっています。『フライングゲット』も、すごくかっこいいラテンのサウンドで、テンションがアガってしまってレコーディングのときも「楽しい!」を連発しました(笑)。
Q:オリジナル曲『心の譜面』は、しっとりとしたいい曲ですね。
松井咲子:すごく大好きな曲です。レコーディングの一発目の曲だったので緊張したし、服部先生に初めて書いていただいた曲でもあり、初めてCMで使っていただいた曲でもあるので、思い入れは強いです。テレビから私のピアノが流れるのが今でもすごく不思議で、何度聴いてもオッて反応しちゃいますね。レコーディングしたときは、私の素がいい意味でそのまま出ていると言っていただけたので、ホッとしました。実は『心の譜面』というタイトルは、最後に付いたんですよ。この曲が流れるCMは、AKB48のリアルを映し出すみたいな内容だったので、私はずっと「リアル」と呼んでいて。タイトルも『リアル』になるのかな?と思っていたんですけどね。でも『心の譜面』と付けていただいて、より情景が浮かぶものになったと思います。
Q:あとオリジナルは『歌う血液〜宇津井健の加圧トレーニングのテーマ〜』と『魂の移動〜ぐぐたす民のテーマ〜』という。タイトルが面白い。
松井咲子:この2曲も秋元先生がGoogle+で、『宇津井健の加圧トレーニングのテーマ』『ぐぐたす民のテーマ』という2つのタイトルを考えて、これで服部先生に作ってもらってアルバムに入れよう!って書き込みをしたのが始まり。最初にそれを読んだときは、一体どんな曲になるのかまったく想像できなくて。そうしたら服部先生が、タイトルとばっちり合った曲を作ってくださったという。
Q:『ぐぐたす民のテーマ』は、民族的な雰囲気。ミュージックビデオも制作されて、すごく幻想的な映像になっていますね。
松井咲子:御殿場の森で1日がかりで撮影しました。森の中を白いドレスで歩くシーンや、ピアノを弾くシーンもあって。マイナスイオン的なものを感じて、すごくさわやかな気持ちでしたね。外でピアノを弾くことも普通はないですから。でも途中で雨が降って来ちゃったときは大変でした。あと虫が、白い衣装や照明に集まって来ちゃうのも大変で、虫除けスプレーをすごい量使いましたよ(笑)。
Q:最後のシーンで、蜘蛛の巣に絡まっているのはどういう意味が?
松井咲子:あれは、どんどん音に捕らわれて行くと言うか、最後には音の虜になるというイメージ…らしいです(苦笑)。
Q:ひとりで撮影したのも初めてだったと思いますが。
松井咲子:はい。やっぱり少し寂しいのはありましたね。私はひとりで過ごすのも好きなんですけど、この夏は特にこのアルバム制作でひとりで仕事をすることが多かったので、無性にメンバーに会いたくなるときがあって。「今頃みんな何してるんだろう?」って、すごく気になってやたらとメールしちゃったり。それで久しぶりにAKBのお仕事になると、話したいことがいっぱいある!と思って、うれしくてホッとしました。
Q:『呼吸するピアノ』というタイトルは?
松井咲子:アルバムが出来てから、秋元先生が付けてくださいました。私もいくつか案を考えて…一歩一歩頑張って行きたいという気持ちで、音楽用語で少しずつを意味する「ポコアポコ」とか、歌うようにという意味の「カンタービレ」とか…でもダメでした。普通すぎてつまんなかったみたいです(笑)。
Q:このCDは、もしかしてクラシックのコーナーに並ぶのでしょうか?
松井咲子:AKBのコーナーかな?CDショップの店員さんの気持ち次第です(笑)。アイドルやJ-POPを好きな方もクラシック好きの方も、きっとAKBの新たな魅力を発見できる作品だと思います。私も弾きながら、実はこういう音が鳴っているんだ!こういう和音なんだ!とか、たくさんの発見をしました。改めてAKBの曲と向き合うことができたし、AKBの曲がもっと好きになりました。
Q:DVD付きのジャケットのイラストはどなたが?
松井咲子:Team Bの佐藤夏希ちゃんです。今回AKB美術部のメンバーが全員1枚ずつ描いてくれて、ブックレットには22人全員の絵が入っています。みんな絶対に忙しいのに、時間を割いて描いてくれたのが、すごくうれしいですね。ソロだけどひとりじゃない、みんなの愛情も感じる1枚になりました。
Q:今後はどんなことをやりたいですか?
松井咲子:大きなコンサートやTeam Aの公演で、曲のイントロをピアノソロで弾くことはあったので、今度は誰かメンバーが歌うとき1曲まるまるピアノで伴奏するのをやってみたいです。
Q:伴奏だけでいいの?
松井咲子:伴奏だけで充分です(笑)。歌いながら弾くとかは、不器用なので絶対ムリです!
≪松井咲子出演情報≫
●原作:山田悠介の映画『ビンゴ』でヒロイン・池上真弓役で出演●日本テレビ『読響シンフォニックライブ』毎月第3水曜深夜26:29〜司会で出演
●10月6日(土)〜8日(月)『全国学校音楽コンクール(生放送)』に司会で出演
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