ギルガメッシュ
メンバーが消防士に扮したジャケット写真がインパクト大!!本格的なハードサウンドでありながら、何でもアリのサービス精神を武器に、音楽シーンをばく進中のギルガメッシュ。新曲『斬鉄拳』では、ヘヴィなサウンドとキャッチーなメロディーはそのままに、10月28日の日比谷野音ライヴに向けた熱い想いを聴かせている。
Q:前のシングル『絶頂BANG!!』はポップな曲調で、ミュージックビデオではダンスも披露。今までのギルガメッシュのイメージを覆す、インパクトの強い楽曲でしたね。
左迅(ボーカル):『絶頂BANG!!』は、元JUDY AND MARYのギタリストのTAKUYAさんにプロデュースしていただいて。たとえばタイトルの付け方、歌詞の書き方、それこそジャケット写真を見たときの「何だこれ!」っていう感覚…様々な面でインパクトは大事だと教わりました。それは今回の『斬鉄拳』でも同じです。
Q:『絶頂BANG!!』では、みなさんサムライの格好でしたが、今回の『斬鉄拳』のジャケット写真では、炎をバックに消防士の格好ですね。
Яyo(ドラム):10月28日に日比谷野音でのライヴが決まっていて。『斬鉄拳』はそこに向けて作った1曲で、完全燃焼するぞ!という気持ちを込めています。とにかくバンドのパワーが伝わったらいいなと思いますね。
愁(ベース):一見ふざけていると思うかもしれませんが、曲には相当自信をもっているので、だからこそやれることだと思うんです。
Q:サムライと消防士には力強さや男気とかが共通していて、みなさんのスピリッツみたいなものを感じますね。
左迅:はい。ただ面白おかしくやっているんじゃなくて、ちゃんと意味があってのコスチュームですから。僕らのエンターテインメントに対する、姿勢や想いの意思表示ですね。ミュージックビデオでも炎を使っているし。
Q:ミュージックビデオは、演奏中心でかっこいい映像ですね。
弐(ギター):楽器にカメラを取り付けて、指の動きをアップで撮ったシーンもあって。それはやったことがなかったので、いい勉強になりました。
Яyo:ビルの屋上で演奏するシーンは、炎がバンバン吹き上がって迫力がありますよ。愁さんなんて、半分燃えてたし(笑)。
愁:風が強くて、火がこっちに流れて来るんです。それで髪がちょっとチリチリになりました。演奏しながら「ん?変なニオイがするぞ!」って(笑)。
弐:でも燃えてるのに動じず、そのままやったのがすごい!
愁:やっぱり炎がCGだと、今の俺らの熱さは伝わらないと思うので!
Q:『斬鉄拳』というタイトルは、『ルパン三世』に出て来る石川五右衛門の持っている”斬鉄剣”が元に?
左迅:はい。すごく攻撃的な曲なので、強そうなイメージを表現するには、濁点のたくさん付いたタイトルだろうと(笑)。そう思ってみんなで話しているときに、『斬鉄拳』という言葉がポッと出て来て「いいじゃん!」って。絶対に乗り越えられない壁があったとして、その壁を打ち砕く必殺技みたいなイメージですね。
Q:ギルガメッシュの熱い想いが込められた歌詞ですが、すごく前向きでいろんな人に向けての応援歌にもなっていると思いました。
左迅:いろんな人から「野音はムリだろう」と言われたけど、それを俺らはやってやるんだ!という強い想いが詰まっています。なるべく普段使っている言葉を使ったり、よりリアルにリスナーに届くような工夫もしています。でもおっしゃる通り、聴いてくれる人達立場によって、いろいろなことに置き換えて聴いてもらえると思います。学校や会社でここは頑張りどころだぞ!というときにこの曲を聴いて、俺らの熱い気持ちを感じて、勇気を振り絞ってもらえたらうれしいですよね。
Q:曲調はすごく激しいけど、サビはすごくキャッチー。曲はどんな風に作ったのですか?
Яyo:溜めていた曲がたくさんあって、そこから良いところを引っこ抜いてひとまとめにした感じで作りました。まず野音に向けてというのがテーマにあって。そこに向けてぶつけていくような激しいギターのリフ、キャッチーで開けて行くなよう爽快なサビメロ、そして今のギルガメッシュのモードというものを、すべてぶち込みました。
弐:こういうヘヴィーメタルっぽいギターリフの曲って、ギルガメッシュはけっこうやっていそうって思われるんですけど、実はあまりやってなくて。個人的にもメタル系はそれほど聴いてこなかったので、このフレーズを練習するのはちょっと大変でしたね。
Q:でもこのサウンドを聴いたら、バンドをやってる子はコピーしてみたい!と思うでしょうね。
弐:弾いてくれたらうれしい!みんなのほうが、僕なんかより絶対に上手く弾けると思うので、「弾いてみた」とか、どんどん動画サイトにアップしてください(笑)。
Q:10月28日の日比谷野音に向けて、今みなさんはどんな想いですか?
愁:野音には何度もライヴを観に行ったことがあって、ステージからどんな景色が見えるのか想像したり、野音のステージに立ってみてえな!ってずっと思ってました。そこに立てるというので、感無量ですよね。
Яyo:今までやってきたワンマンライヴの中でもいちばん大きな会場になので、人生最大のチャレンジです。その先にある日本武道館とかアリーナとか、もっともっと大きい会場に到達するためには、決して避けては通れない分厚い壁。それが野音なんですよね〜。
弐:今はまだ、いったいどういう景色になるのかまったく想像がつかない。だから今は、いかにお客さんを楽しませて満足させるか、それについて考えることしかできないよね。
左迅:思い返すと、すげえ感動したライヴって野外だったことが多くて。たとえば去年の「AIR JAM2011」を観たとき、すげえ感動して笑顔になって、勇気を持らったんです。そういう野外独特のピースフルな雰囲気を、俺らも出せたらいいなって思いますね。ライヴハウスとか屋内では決して味わえない空気感を、お客さんにも絶対楽しんでほしいです。
Q:テレビ朝日系TV番組『Break Out』では、野音に向けて先輩アーティストからアドバイスをもらう企画が好評ですね。
左迅:L'Arc-en-CielのHYDEさんからは、もっと体力を付けないと!ということで、元WBA世界ミドル級王者・竹原慎二さんのジムに行って、ボコボコにしごかれました(笑)。氣志團の綾小路翔さんのときは、ダンスを教わったりとか。
弐:村上ショージさんからも「ドゥーン!」って、一発ギャグを伝授していただいて。
左迅:いろいろな方からアドバイスをいただいたので、当日は絶対にその成果を見せないとね。3000人の「ドゥーン!」をお楽しみに(笑)!
≪LIVE情報≫
「ギルガメッシュ完全燃焼!! ~やれんのか?野音~」10月28日(日)東京・日比谷野外音楽堂
「JROCK EVOLUTION 2012」
11月3日(土)東京・ZEPP TOKYO
「Vampire Circuit 2012」
11月6日(火)大阪・BIG CAT
11月9日(金)愛知・名古屋DIAMOND HALL
11月12日(月)東京・渋谷O-EAST
※詳しくは公式サイトを参照
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斬鉄拳【限定盤 CD+DVD】
ギルガメッシュ
2012/09/26[single]
\1,575(税込)
XNDC-30041/B
デンジャー・クルー・エンタテインメント