第4回「意外な本音」

全国198館で公開後、早くも興行収入“10億円超!”確実の大ヒット上映中の「相棒」シリーズ劇場版最新作『相棒シリーズ X DAY』! 主演の田中圭と川原和久連続インタビューの最終回は、新“相棒”を演じ終えての感想や自分にとっての“相棒”感などを直撃! 今回は、意外な本音が飛び出すかも!? 名残惜しいですが、ラストインタビューをどうぞ!

■岩月捜査官が伊丹刑事にしたかったこと――それはまさかの“あっかんべー”!?

 

Q:さて、これまで「相棒」は多くのゲストを迎えています。ゲストで主役でもある田中さんの印象はいかがですか?しかも、「相棒」を組むという・・・

 

川原:他の方と比較することはしないですが、とても新鮮ではありました。ドラマシリーズでも、誰かと一緒に捜査をすることはありましたが、“X DAY”ほど、長い時間コンビで行動することはなかったですから。

 

田中:僕は最初、犯人役での出演だと勘違いしていたので(笑)、ただただ、光栄でした。

 

川原:「相棒」は演劇系、小劇場系の役者が多くて、田中君は映像の人という印象。だから新鮮で一緒に芝居ができて楽しかったです。若くても、しっかりとした人がいるなって思いました。

 

Q:岩月捜査官として「相棒」に参加して、どういう風に“足跡”を残そうと思いましたか?

 

田中:田中圭として試したいことがあってもキャラクターというフィルターを通すと、どうしても冒険は無理というか……。それがいい所でもダメな所でもあるという、冷静な分析は持っていますが(笑)。そこにキャラクターが存在していればOK、という感覚が強くて。

 

川原:なるほど。実際はどのようなことがしたかったの?

 

田中:たとえば伊丹刑事と激突する最初の方のシーンでも、あっかんべーをしてみるとか(笑)。いや、それは一例ですが、どう演技しようかは頭の中に出てくるけれど、本当は正解がないので何を試してもいいわけですよね。ただ、僕が岩月として存在している限りは、岩月として選択すること以外はしてはいけないと思っているので、冒険はなかったわけで。

 

■俳優にとって“相棒”は絶対に必要なもの――最後に激白、自分たちの“相棒”感

 

Q:3月23日(土)に公開を迎え、世に出ていくわけですが、改めての心境はいかがですか?

 

川原:そうですね。盛り上がっていただかないと寂しいことになりますから、観てほしいですね。口コミでじわじわと広がっていく作品だとも思うので、そうなればいいですよね。

 

田中:実はまだ実感がないかな。映画って観ていただいて完成するものだと思うので。

 

川原:そうだね。観ていただかないことには、作品は本当の意味では仕上がらないので。ただ、「相棒」ファンの中にも楽しんでいただける要素がたくさんあって、ディズニーランドの隠れミッキーじゃないですが、登場人物のちょっとめずらしい一面が描かれていたり、、いい意味で遊んでいるところもある。もちろん、初めての方でも楽しめるエンターテインメントにもなっています。

 

Q:最後になりますが、本作との出会いを経て自分の人生に“相棒”がほしくなりましたか?

 

田中:思いますねー。ただ、僕たちの仕事は分かりやすく、事務所やマネージャーがいて、自分一人で請け負えないような仕事です。その意味で、少なからず“相棒”が、もういます。一緒に戦っている人間がいるってことを、忘れちゃいけないなって思います。

 

川原:現場で一人芝居をやっているわけじゃないので、そういった意味では共演者が“相棒”でしょうか。一緒に動いてくれる人がいないと困りますよね。“相棒”っていうか、仕事仲間っていうか、プロの方とでもいいましょうか(笑)。そういった、“相棒”の方々が必要ですね。

 

(終わり・・・)

 

■取材・構成/鴇田 崇(OFFICE NIAGARA)

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