サム・ライミ監督とフランコ兄貴の関連作を総復習!この10作品をチェックすれば、本作をさらに楽しめるぞ!
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サム・ライミ編
『スパイダーマン』(2002)
全世界的にメガヒットを記録した青春アクションのシリーズ第1弾で、特殊なクモのエッセンスでスーパーヒーローになった主人公が、その宿命と責任に葛藤しながら悪漢と戦っていく姿を描く。ちなみにサム・ライミ監督の盟友で常連俳優ブルース・キャンベルが、主人公が参加するボクシングの司会者役で登場。極めて重要な役割を担っているので、覚えている人は多いはず!
『スパイダーマン2』(2004)
新たな敵ドック・オクの挑発と、親友や恋人との複雑化した関係に悩みまくるスパイダーマンの苦悩と戦闘の日々を描く第2章。ドック・オクが操る4本の金属製アームがムチのように画面中を動き回るスペクタクルは、『オズ…』の冒頭、気球で主人公がブッ飛ぶシーンの恐怖感に続いているようで、監督のセンスは健在! ちなみに本作のブルース・キャンベルも“門番”だぜ!
『アバター』(2009)
巨匠ジェームズ・キャメロン作品なので、ライミ監督は直接、というよりまったく関係ないが、『オズ…』のデザイナー、ロバート・ストロンバーグ氏がプロダクション・デザインを担当。この二大巨塔に面識はないものの、「ジェームズ・キャメロンとは長年話す機会がないです。でも、あの映画における3Dの使い方は本当に素晴らしかったです!」とライミ監督は激賞していた!
『アリス・イン・ワンダーランド』
(2010)
上段の『アバター』(10)同様、ライミ監督とは直接関係ないが、『オズ…』のデザイナー、ロバート・ストロンバーグ氏がデザイナーとして参加した、巨匠ティム・バートンの傑作ファンタジー。完全デジタルのシーンが多めだった『アバター』(10)に比して、『アリス…』は『オズ…』のように実際にセット的なシチュエーションも創造。その温度感には、通じるモノがあるよね!
『死霊のはらわた』(1983)
『スパイダーマン』シリーズの全世界的な大成功で、“マトモ”なヒットメイカーのような印象が強いライミ監督だが、それ以前は(現在でも)本作を巨匠の代表作に挙げる映画ファンは少なくない傑作。『オズ…』はディズニー印のファンタジー映画だが、たとえば冒頭の気球シーンの恐怖演出などはライミ節全開で、『死霊のはらわた』(83)が起点であることを強く再認識する!
ジェームズ・フランコ編
『スパイダーマン3』(2007)
同シリーズの中で、フランコ兄貴がもっとも泣ける哀愁演技を披露する完結編。確かに本人がインタビューで言っているように、パート1やパート2では青臭く、生意気な若造感が否めないものの、5年が経過したハリー・オズボーンは、人生の痛みを知った好青年としてスクリーンに映っていた。その“覚醒”の瞬間は、まるで『オズ…』の主人公のようで、何度観ても泣けるわ!
『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(2011)
SF映画史に残る金字塔『猿の惑星』シリーズの前日譚を、フランコ兄貴主演で映画化した衝撃作。さりげない仕掛けの数々を駆使して本家にリンクしていくアイデアが秀逸で、ジェネシスの役割をパーフェクトにまっとうしている“ビギニング企画”の成功例だ。『オズ…』を観れば分かると思うが、フランコ兄貴は猿を相棒に前日譚に出れば、いい映画になることを証明した!
『ジェームズ・フランコ VS エイプ』<未>(2005)
上記ジェネシスに出るはるか6年前に、すでにフランコ兄貴は巨大ゴリラと闘っていた! 兄貴演じる小説家転職志望の若者が、アロハシャツ姿の巨大ゴリラとニューヨークのアパートで暮らすという、まさしく現代を舞台にした摩訶不思議ファンタジー。しかも物語の原案に愛着があったため、自分でメガホンを握ってしまったフランコ兄貴! この繊細な一面もヤツの魅力だ!
『食べて、祈って、恋をして』(2010)
ジュリア・ロバーツが人生にマッタをかけたい女子に挑み、世界を旅する過程で、食べて、祈って、恋をしてという男性そっちのけ、女性応援賛歌型ロードムービー。世界はそこまで安全じゃねえぞと、ヒヤヒヤするほどにあり得ないシチュエーションが連続する中で、我らがフランコ兄貴は現実を投げる役柄で堂々の登場。いかにも代理店が考えそうな邦題だが、実は原題の直訳!
『スモーキング・ハイ』<未>(2008)
日本未公開作。ビジュアルで分かるように典型的なアメリカのティーン向けコメディーで、フランコ兄貴のアンビリーバボーな容姿&笑顔がまぶしい快作。ジャド・アパトー、セス・ローゲンというコメディー畑の天才たち相手に堂々を渡り合い、ナント! フランコ兄貴はゴールデングローブ賞の主演男優賞ノミネート! 演出も演技もトップクラスの実力、それがフランコだ!
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