アンドリュー・ガーフィールド

原作に一番近いキャラクターと評判の、アンドリュー・ガーフィールド版“スパイディ”が、『アメイジング・スパイダーマン2』で堂々の帰還! 待望の続編では、宿敵“豪華BIG3”がピーター・パーカー/スパイダーマンを襲うほか、恋人グウェン・ステイシーと別れの予感が……。でもリアル恋人、エマ・ストーンとは順調そうでよかったね! ということで、アンドリューのインタビュー到着! 人気急上昇、デイン・デハーンの話題もあるよ!

 

■エマ・ストーンとの共演は最高!! 彼女は世界一の才能を持っている!!

 

Q:さて“スパイディ”は二度目です。今回の彼は前回の彼と、どういう違いがありますか?

 

僕は前回以上に確実に自信がついて、スパイダーマンになることも満喫していよ。ピーター自身も同様に感じていることは確かだ。それと同時に、ピーターは複数のコトをすべてクリアしていく作業が難しくなっていると感じている。厳しい状況になっているわけだよ。

 

Q:なるほど! その意味では、ピーターと恋人グウェンの関係にも悪影響がありそうで?

 

およそ全恋愛関係には難問があるもので、彼がスーパーヒーローであることで当然だけれど、普通以上に問題が巨大化する。その上彼は(前作で)グウェンの父親に対して、彼女とは恋仲にならないと約束してしまった! だから罪悪感や自責の念にかられる一方、彼女を求める気持ちや二人の間にある否定しがたい宿命も感じている。最善の策は何か迷い、悩み、その彼に対して「自分で考えて!」と彼女は言う。これって、普通の恋愛関係だよ。

 

Q:同感ですなあ。ところで、リアルな恋人のエマ・ストーンとの再共演はいかがでしたか?

 

最高! とにかく最高だった! 彼女は世界一の才能を持っている。ものすごく活発な人で、女優になるべくしてなった人だと思う。彼女と共演できることが純粋にうれしい。なぜなら彼女と“演技をする”(play)ことは本当に“遊びで、楽しみ”(play)だからだ(笑)。

 

■ニューヨークは、まるで息をしている生命体のようだった!! 最高だったよ!!

 

Q:ところで、撮影中、一番楽しかったことはありますか? 何か楽しかった想い出などは?

 

テイクの合間に最高に楽しいことがあったよ。映画の内容とはまったく関係ないことだけれど、スパイダーマンの衣裳をつけたまま、子どもたちとバスケットボールをした。すごく楽しかった。30分ほど時間が空いた時に、アスファルトの上でピックアップバスケをしている子どもたちがいて。それで、「ちょっと入って行って、彼らがどういう反応するか見てみよう!」と思ったよ(笑)。とにかく楽しかった。あれが一番楽しかった時間だったよ。

 

Q:またロケ地に、ニューヨークがありました! NYでの大規模な撮影はいかがでしたか?

 

最高によかった! ニューヨークの街が一種のキャラクターだからね! よく言われていることだけれど、本当にその通りだったよ。あの街のエネルギーは、真似しようとして作れるものではない。ニューヨークは息をしている生命体だ。僕らに栄養を与えてくれて、僕らもお返しをした。とにかくニューヨークでの撮影は最高だったな。本当によかったよ!

 

Q:それとデイン・デハーンが人気ですよね。彼とはこれまでに会ったことはありましたか?

 

彼とは、ある戯曲の本読みをしたと思う。“Never the Sinner”というジョン・ローガンの1作目の戯曲で、彼とは相棒同士を演じたことがある。『クロニクル』で初めて彼を観た時から彼の大ファンだったから、彼が本作にキャスティングされて大興奮した。彼は本物の俳優、本物の才能を持った人だ。僕は自分以上に上手い人たちに囲まれる状態が好みで、もっと上手くなるように努力を強いられる状況も嫌いじゃないのでうれしかった。ジェイミー・フォックスやポール・ジアマッティ同様、素晴らしい仲間に囲まれている気分だよ。

 

■実際以上のチャレンジを自分自身に課してしまった。いい意味でね(笑)。

 

Q:今回の敵、エレクトロに注目が集まっています。どうして彼は最高の敵だと思いますか?

 

それはエレクトロがもともとは人間であることと、そしてマックスからエレクトロになる過程に、とても強い感情が関わっている点が気に入っている。また、ジェイミーと脚本家たちのおかげで、観ている側が心配して気にかけるような悪役になっていることも気に入っているよ。彼がただの悪い奴ではないこと、生まれた時から悪かったわけではない、ということがよくわかる。彼が作られたこと、世界の悪意によって引き出された面があることがわかる。苛められ、無視され、認められてこなかったことでね。なぜなら、人間は誰しも人から認められる必要があるのに、彼は認めてもらえなかった。そのために邪な衝動に支配され、「世界が自分のことを大切にしてくれないのなら、俺もこの世界を大切にしない。パワーを取り戻す。俺を苛めた奴らを苦しめてやる」とマックスは思ってしまうわけ。

 

Q:最後になりますが、このキャラクターを演じる上で、最大のチャレンジは何でしょうか?

 

さまざまなチャレンジがあったよ。たとえば、キャラクターをどう作っていくか。選択肢は際限なくあるからね。正しい目はどうやって選べばいいか。スーツの正しい色はどう選択するか。これが正しいという選択肢は、そもそもはたしてあるか? 必ず誰かを怒らせることになるわけだ。すべての人が満足することはない。そして、ピーター自身も同様の葛藤を味わっている。彼は、すべての人が公平に満足するように闘っているわけだからね。彼は不可能なことを自分に課してしまった。自分で自分を縛ってしまっていて、どうやって抜け出せばいいか見当がつかない。おそらく僕も、実際以上のチャレンジを自分自身に課してしまっていると思うけれど、すべてが大きなチャレンジだったよ。いい意味でね(笑)。

 

映画『アメイジング・スパイダーマン2』は、2014年4月25日(金)より、TOHOシネマズ日劇ほか3D&2D全国ロードショー!

 

■構成/鴇田 崇(OFFICE NIAGARA)

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